大仙公園の日本庭園♪(心のあり方)
☆前回の続きで、「大仙公園」に到着し、日本庭園があるのでそこに入園してみましたぁ~。何かいい被写体に巡り逢うことができますでしょうかぁ~。
すぐれた写真を沢山撮って、ご覧いただくあなた様が、何か少しでも心和むとか、癒されるとか、何らかの心地いい気持ちになっていただけたらと思うのですが、
すぐれた写真ほど、撮影に時間がどうしてもかかってしまうのが普通で、それをどうすれば、沢山写真が撮れるのか、情報(化)社会対応していけるのか、実戦で考えながらの撮影です。
この日本庭園に入って、今日などは繊細な写真撮影ばかりになりますので、やはり、「少しでも数多くのいい写真が撮りたい!」という気持ちが、どうしてももたげてきます(反省)ので、その思いが焦りにつながらないように、しばし、休憩しようと思います。(ない知恵をしぼっていますぅ。笑)
そう、
ダイナミックで開放的な自然環境と対峙(たとえばマーブルビーチなど)していると、気持ちも大きくおおらかになり、そうしたことは思わないかも知れませんが、繊細な撮影が続くと、どうしても職人技な細工をフレーミング(構図)上で、美術的に、ほどこすようなところがあって、ある種の集中力が必要で、ある意味大変なところがあります。
それは、たくさんの紅葉があって一見、どれでも撮影できそうなシチュエーションですが、そのたくさんの中から、絵(画)になる紅葉の部分や光の当たり加減のすぐれたところを探して、これはと思う光景を見つけ、さらに、それをよくよく観察して、そのどこに感動しているのか、心に自問自答して、最良のフレーミングで自らの意志を表そう、表現しようという行程があります。
これを、端折るであるとか、心に感動がないまま撮るであるとか、無理矢理そうすると、焦りの心が、どうしても出てきます。
事務作業的な心といってもいいかも知れません。これをβ波というのかも知れません。逆にα波の出る状態といわれる、非常に深いリラックス状態で、撮影できることが望ましいんですねっ。望ましいというより、そうでないとダメというくらい本当は厳しいものがあるかも知れません。
それには、思想でいうところの「老荘思想」的なもの、芸術家思考的なものを理屈だけではなく、ある程度、体感し、味わえないと難しいものなのかも知れません。(意識する、せずは別として)
そうして、沢山いい写真を撮りたい♪フォトログをわざわざ、観に来られる方に、和みや癒しをどんどん提供したいと思う「動機」はいいのですが、それが「プロセス」の撮影現場で焦りだしては元も子もありません。
そこは一旦、勇気をだして捨てにかかります。
仏教で言われるところの「執着」を捨てることと同じだと思うのですが、
「もう、今日は撮影そのものができなくなったとして、あきらめて帰ろう…」とか、「カメラを忘れ、または持ってこなかったことにして、この日本庭園だけ、ゆっくり観て帰ろう…」というような、やけっぱちになるのではなく、ある種の諦め…。潔さ…。
そうした、心もちで、撮影しようとする「思い」そのものを捨てる…。
「それは、もう、本当にゆっくりと、何もしないで、あとは日向ぼっこの猫のような感じでいいと…。 それだけで十分に幸せと…。フォトログの写真も、今日の今まで撮った写真だけで十分でもういいっ…。」
そういういうような、心境にまで半ば強制的に(思考訓練して)もっていきます。
お茶と御菓子と日本庭園の美しさで、静かな幸福感に浸りながら、ボーッとして、心癒しているような感じですねっ。(*^_^*)
内面を書くのは、とてもはずかしい感じもありますが、そこは重要なノウハウでもありますから、明かしておきました。
そして、心が癒され回復してきてから、ゆっくりと、目にとまった、「しつらえ」
とむすけは、この品のある、心込めて仕上げた「しつらえ」に目(心)が止まり、この「しつらえ」の作者の美的センスと、おもてなしの心に感動しましたぁ~。(心動かされる)
この「しつらえ」のそれは、この日本建築の入口にもっとも調和した、ひとつの芸術作品としの高まりを感じさせるものですから、
「いいねぇ~、これは、ものすごくいいわぁ~。素敵だねぇ~。」と、この場の価値を一層高めていて、ある種の「付加価値創造」でもあるのですが、それを素直に撮りたくなります。
自分自身の解釈や思いとは別に、この「しつらえ」の作者の思いに馳せる感じ。魂を探す感じで、それこそ、完成された芸術作品を素直に「複写」するだけ。
しかも、できるだけ、素直に正確に「複写」する。
撮影者の意図や我を入れない。無我といった心持ちで撮影…。
このシチュエーションで、FA77mmF1.8リミテッドレンズで、F4に軽く絞り、贅沢も静かにシャッターを押しました。(嬉)
これは、自分の作品とは呼べない「複写」作例になりますが、「複写」としての価値は十分にあります。
そして、椿の鉢植えを数点、我のない、意志や意図のない素直な「複写」を撮って、さらに心が癒されてきます。
そうして、撮影がまた、楽しめるようになって来たので、この日本庭園のかえで(もみじ)を、再び芸術的に昇華する方向で撮影しはじめます。
今回のように、小ぶりで、いいかえでの「葉」の紅葉が少ない場合には、少々苦労をともないますが、言いかえれば思考訓練や撮影トレーニングにもなります。
また、撮影テクニックによる、力まかせでねじ伏せた撮影方法もありますが、あまり、こうした自然物にはあわないので、そうした撮影方法は避けています。
できるだけ素直に、自分の感動をフレーミングで表現することに集中いたします。
とまぁ、こういう感じですね。
うめもどきが夕照に照らされて綺麗です。
何度もお話していますが、とむすけは、右の横位置で撮った広角マクロ的な絵(画)が好みですねぇ~。
左は、縦位置で望遠マクロ的に撮ったものです。この場合は、これくらいのボケ味がいいですね。 このボケの、ボケ描写のコントロールぐあいも手中にしておきたいところですねぇ(^o^)
たくさん撮影をせていただきましたぁ~。そして、この日本庭園をあとにしましたぁ~。(感謝)
おまけ。 今日の最後に…。
いかがでしたでしょうかぁ~。
少しなりとも、あなた様が和み癒されましたなら、幸いです。
今回も、ご覧いただけまして、本当にありがとうございました。
心より、深く感謝いたします。m(_ _)m
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コメント
素晴らしいですね
心が洗われるようです。
もしかしたら、とむすけさんは
真理芸術の方にも作品を提供されてるのですか?
投稿: ホープ | 2009年12月 4日 (金) 01時18分
ホープさん
お褒めのコメントありがとうございます。
ホープさんは、どちらにお住まいの方ですかぁ~。
フォトログもやりつづけると、社会性をもってブロガーとしての「役割」が天からその使命を与えられるようですので、いろんな方を対象にした(幅広く)発信を試みようとしています。
今回は撮影を実戦しながら、その思考プロセスを明らかにして、このような心の内面をさらけだすのは、あまり日本人にない感覚かも知れませんが、時代が時代なので、あえて挑戦しています。
投稿: とむすけ | 2009年12月 4日 (金) 23時18分